2013年1月3日木曜日

「英語力」の差で、年収、転職の可能性は変わる

英語力があるなしで、転職の可能性に差があるのか、
ある転職エージェントがおもしろい結果を出しています。


今回は「同じ会社、同じ仕事内容、同年代」で、
英語力だけが異なるという3名の転職についてご紹介します。


英語力のあるなしで、仕事内容、情報収集方法、キャリア観、転職可能性は
どう変わってくるのか、検証してみました。
 

【ビジネスパーソン3人を徹底比較】

英語力の違いで、ビジネスに関する情報収集方法やキャリア観に違いは出る?
下記、同じネットリサーチ会社で、法人営業として活躍する3人。
手掛けている仕事はほぼ同じですが、英語力には大きな差があります。

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01┃英語力「ビジネスレベル」の三宅さん(30歳・仮名)
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小学4年生のときに英語塾に通い始めたのがきっかけで英語が好きになり、
それから独学で勉強を続け、大学卒業時のTOEICスコアは845に。

新卒で入社した会社はITソリューション会社。英語力を買われて、外資系企業
専門の営業チームに配属。普段のコミュニケーションもプレゼンも商談も、
すべてが英語。日本企業にいながら、英語を使う業務が全体の7割以上を
占めていました。

今の会社に転職して来たのは2年前。現在はもっと広い企業の課題解決に携わる
ことで営業力を上げたいと思ったんです。しかし、今は全体業務の1割程度。

ゆくゆくは、英語力と営業力、どちらも高水準のスキルが求められる環境に
移って自分を鍛えたいという思いがありますね。もちろん、海外赴任も視野に
入れています。

【転職アドバイザー】

「ビジネスレベル」の三宅さんは、とても惹かれるスキルの持ち主ですね。
英語力があり、かつ営業現場で使いこなしてきている。ご本人の希望に合わせて、
幅広い仕事をご紹介できると思います。本来ならば、無形商品から有形商品の
営業に転身するのは難しいのですが、三宅さんほどのビジネス英語力があれば、
その垣根も越えられます。

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02┃英語力「日常会話レベル」の滝田さん(26歳・仮名)
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高校時代にオーストラリアからの留学生と仲良くなったのを機に英語を猛勉強。
現在のTOEICスコアは880だが、仕事で英語を使った経験がないため
「ビジネス英語」には全く自信がない。

就職では、あえて英語を使う仕事は選びませんでした。当時は、英語をお金を
稼ぐ武器として考えていませんでした。

就職したコミュニティサイト運営会社では、法人営業や、中国での新サイト
立ち上げ事業にも関わりました。北京語を独学で学びながら、現地企業との
商談を重ね、ようやくビジネスの軌道が見えてきたのですが、突然事業が凍結。
それを機に、今の会社に転職。
現在はネットリサーチ会社なので、英語でのIT系の情報収集には力を入れています。

最近になって、英語を使って仕事がしたいという思いが高まっています。
営業という立場を活かし、新たに外資系のクライアントを自ら開拓するなど
努力し、少しずつでもビジネス英語の実績をつけ、次のステップにつなげたいです。

【転職アドバイザー】

「日常会話レベル」の滝田さんは、実は転職市場に一番多いタイプ。20代は
ある程度英語ができる人が多いので、差別化が図りづらいのです。ビジネスで
英語を使った経験がないというのが残念ですね。でも、まだ26歳という若さで、
TOEICも880とハイスコア。何より向上心があるので、ご紹介できる案件はたくさん
あります。例えば、海外の販売代理店を日本でコントロールする海外営業や、
「外資系企業で、さらに外資系企業を担当する営業」など、ビジネス英語力を
鍛えられる環境をご紹介することが可能です。

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03┃英語力「一切できない」武山さん(28歳・仮名)
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大学文学部卒業後、広告代理店に入社。新聞や雑誌など、紙媒体を中心とした
広告営業に携わる。1年前に現在の会社に転職し、通信会社や情報サービス会社
など大手クライアントを担当する。英語力には全く自信がなく、TOEICや英検も
受けたことがない。

最近になって、海外がらみの案件が急に増えてきました。
「○○国に進出したいから、現地のマーケット調査をしたい」などの引き合いです。
ただ、クライアントとのやり取り自体はもちろん日本語ですし、調査票を
現地語に翻訳して実際に調査運営するのは、グローバル専門の別のチームなので、
私自身が英語を使う機会はありません。

でも、もし英語ができれば、現地の顧客ニーズやマーケット情報などを自ら
リサーチして、クライアントに的確な助言をしながら、より精度の高い調査計画
が進められるのに…とは思いますね。

普段の情報収集は、もっぱら書店での経済誌やビジネス誌チェックです。
これからも自分なりの方法で、情報収集に努めていきたいと思っています。

【転職アドバイザー】

「一切できない」武山さんも、決して市場価値が低いわけではありません。
28歳とポテンシャルを感じる年齢で、かつ2社で確実に営業経験を積んでおり、
ネットの知識も豊富です。同業界・同職種への転身であれば、高く評価して
くれる企業は多いはずです。しかし、異業界への転身となると、
難易度は上がりますね。もちろん、採用条件に英語力が入っている求人案件は
ご紹介できません。
もし武山さんが、将来のために英語を使う機会がある会社に転職したいと
思うのであれば、まずはTOEICスコアを取ってください。判断の目安となる
スコアがないと企業への説得力がないからです。


いかがでしょう。

英語力のあるなしで、転職が簡単でニーズの多い人材とみなされます。
年収ももちろん、英語力のある人は200~300万円以上高くなります。

でも、今の時代英語だけではなく、
英語は何かを学ぶためのツールと考えたほうが、
ただ英語を勉強するよりも、より早く、深く英語を習得できます。

それには、語学講座や、語学留学ではなく、
アメリカの大学・大学院で学ぶということも視野にいれるべきでしょう。

アメリカに留学するのが面倒ならば、
日本にいながらアメリカの大学・大学院で学ぶ方法があります。

簡単に入学できて、面倒な手続もいらず、英語力が心配だったら、
TOEFLなしのアメリカ大学も実現する方法とは・・・・
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